建物外壁改修・補修工事専門店「東北建設職人UNION」

株式会社ケンジン
〒981-3124 仙台市泉区野村字新平山1-2 M-FACTORY 2F

未来会議

建設とクイズ業界の意外な共通点、そして未来 クイズ法人カプリティオ 代表古川 洋平

対談あらすじ建設業界で働く代表理事の渡部。そしてクイズ法人カプリティオの代表でもあり、著名人として様々なメディアにも出演する古川洋平。全くの異業種である2人だが、その経営観や未来に対する考え方には意外にも数多くの共通点があった。そして、普段は決して交わる事のない2人の関係性とは?偶然のきっかけで出会った次世代経営者2人が初めて対談する。

渡部
今年3月上映予定の映画ドラえもんの脚本にも携わっておられる、古川さんのような著名な方とこのようなお時間を共有でき光栄です。
先ずは、改めてお礼申し上げます。

古川
こちらこそ、このような前向きな企画でお声がけを頂き光栄です。
本日は、宜しくお願いいたします。

2人の関係性とは?

渡部
こちらこそ、宜しくお願いいたします。実は、今日は今までにないような緊張感がありまして、不思議な感覚です。私達は兄弟なんですよね(笑)。

古川
そうですね(笑)。2年位前に、僕の妹と健さんが結婚し、それからの付き合いですね。まあ身内なので、そんなに緊張しなくて良いと思いますが、実は私自身も、同年代の方と経営的なお話しをする事はほとんど無いんですよ。業界がクイズ関係なので、そういった方々とは頻繁にお話しはしますが。

渡部
そうですよね。お兄さんは今までも様々な対談企画をやってきたかと思うのですが、クイズ関係の話しがメインですよね。
なので、今回は切り口を変えて経営的なお話しをできたら面白いかなと考えているんです。クイズモンスターとして、数々の賞を総なめにしてきた男が経営について初めて語るみたいな。

古川
なるほど。面白いですね。そういった対談はほぼゼロに近い。では、全くの異業種ですが、お互い若手経営者の立場として、話しを進めていきましょう。

若手経営者の立場と、在るべき姿

古川
でも大変ですよね。私達ぐらいの年齢だと、お会いするクライアントの方々は大体年上ですよね(笑)。

渡部
そうですね(笑)。私の場合はまだ20代後半なので、私が年上という事はまず無いですね。なので、初めてお会いするクライアントの方は特に、いつも相当な覚悟を持って話し合いに望んでいます。それぐらいじゃないと相手にされない。そして、私はまだ建設職人として現場にも出てたりするんですよ。

古川
僕もそんな感じですよ。つまりプレイングマネージャー。全てを下に任せるのではなく、僕も適材適所で現場に加わる。そうする事によってメインで働くプレーヤーに余裕が生まれ、組織が上手く回っていく。健さんも同じ感じでは?

渡部
その通りです。でもこれから様々な事業展開をしていく上では、もう少し経営陣としての立場を強めていきたいと考えています。

古川
なるほど。でも、僕の個人的な意見なんだけど、「クイズは作れるけどクイズには弱い作家」にはなりたくないっていうのがある。多分建設業界も同じで、知識はあるけど現場の事をあまり知らない経営者は、職人からも現場監督からも相手にされないとかないかな。

渡部
本当にその通りです。バランスが大事なのは確かですね。質の高いサービスを提供していくためにも。

古川
そうだね。ところで、せっかくの対談だし、お互いの事業についても改めて話しましょうか。

2人の若手経営者が手掛ける事業とは?

渡部
東北建設職人UNIONは未来会議Vol.01でも取上げていますが、まだ説明していない部分として、マイナスとマイナスを掛け算してできた組織でもあります。

古川
おっ!それはどういう事?

渡部
シンプルですが、元々の自社はシーリング工事専門店で、事業範囲が狭いというマイナスがあった。そして、周囲の施工会社には良い単価での受注ができないとか、コンスタントな受注ができないとか、営業的なマイナスがあった。それらのマイナスを掛け算したらプラスになるんです。

古川
なるほど、つまり補い合うということね。

渡部
そうです。その2つのマイナスを解決し、更に良いものを作る仕組みがこの東北建設職人UNIONなんです。つまり、余計な中間が無い分、より多くの人にメリットのある形でサービスを提供できる。

古川
中間があるか無いかの問題ね。実は、うちの会社も健さんの展開と似てて、個人事業主とかクイズ作家のグループ会社なんだよね。そして、自分もクイズを作る事ができる。なので、余計な中間が無いから同じようにお互いが損をすることがない。
だからみんなイキイキと働いてくれている。もちろん、他の会社のやり方が悪いとかではなく、1つの形として良い仕組みなのかなとは思う。

渡部
そうですね。色々な形があるので、1つの形としてはですね。それにしても、プレイングマネージャーだとか、事業の仕組みだとか、全くの異業種ですが、意外に共通点って多かったんですね(笑)。

古川
クライアントからお仕事をもらって質の良いものを提供する、そういう意味では根本は同じだからね。でも、どちらかというとお互い活動家ではあるよね。自然と考えは似てくるのかも。

渡部
形は全く違うのかなと思っていたので、意外でした。
是非、お兄さんの事業についても教えて下さい。

古川
うちはシンプルにクイズを作る会社なんだけど、若い業界だから「クイズを作っただけで一生を安泰にくらした」という例はまだないんだよね。だから、そのロールモデルを作るか、もしくは誰もできないような新しい展開をしたいと考えている。

渡部
それはつまり、どのような展開ですか?

古川
先ずは会社が必要とされる。そして。古川個人としても必要とされる。その2つを成り立たせたい。そうする事によって相乗効果生まれる。要するに、シーリング工事をもっとやりたいからとか、クイズをもっと作りたいからとか、その為に他の事をする必要があるんだよね。

渡部
すごく分かります。1つの事に集中するのも良いんですけど、それだけでは、伸びしろを小さくしてしまう事にも繋がるんですよね。他の事もやって、シナジーを発揮する事で成長していく必要がある。

古川
それは本当に思う。成長するには全く異業種の事をやっても良いよね。極端に言えば、クイズ制作会社が建設業界に参入するとか。

渡部
東北建設職人UNIONも様々な事業展開をするつもりですが、確実に言えるのは、改修工事のみではなく、物件の購入から始まり、改修したり、機能性を持たせる。そして自分たちで建物を活用するなり、貸すなり、売却したりする。そういうワンストップサービスをしたいんです。完全な建設職人が母体の会社がそこまでやったら、確実に安価で質も良いサービスを提供できます。そして既存事業も更に成長していく。

古川
なるほど!非常に面白い…。本来の事業から副次的に生まれたもの、それがさらに素晴らしい価値を生むかもしれない。そうなったら、ビジネスはだいぶまわっている感覚があるだろうね。

渡部
そこが目標でもあるんです。シーリング工事や改修工事は実は過程であって、目的は建物のワンストップサービス。多くの価値を提供し、そして地域に貢献していく事なんです。最終的に、AIやIoTも活用し、社会問題を更に解決していくような事業もしていきたいです。

異業種出身がもたらす、業界への新しい風

古川
なるほどねー。そういう新しい風が吹く事は本当に良い。
健さんは異業種から建設職人になったようだけど、今まで色々経験してきている分、チャレンジはしやすいよね。クイズ作家は大卒出身からの人が多いけど、僕みたいに民間企業に勤めて公務員もやって、それからクイズ作家は本当に珍しい。回り道をしたともとれるけど、過去のそういう経験が、様々な方とお会いする時や商談する時に活かせていると自分では思っている。

渡部
そうですね。お兄さんも異業種からの転職で、普通の会社員からクイズ作家となり、会社として急激な成長を実現している。全国的にあまり例がないでしょうね。私も、コンサルから建設職人になり施工会社グループを展開している。これも他には例が無いと思います。また共通点ですね(笑)。

古川
そうだね(笑)。コンサルと建設ってダイレクトには結ばれないけど、そういったのが今の新しい風に繋がっているんだろうね。いずれにせよ、これから数年は東北建設職人UNIONの活動に注力していくの?

渡部
いえ、数年どころか100年先も必要とされている組織を創る事が最大のコンセプトなので、この先ずっと活動していくつもりです。建物は無くならないので。クイズも無くならないでしょうね。

時代の最先端を歩く

古川
クイズは昔から本かTVがメイン。でも今は、その他にもアプリがあったりする。クイズの1番大きな市場はどこかというのは年々変わっていっていて、実際今は1番問題数が消費されているのはクイズアプリになった。

渡部
そうなんですね。それは驚きました。

古川
TVは多くても1回の放送で100問使うかどうか。アプリやゲームは数十万問が消費されているケースもある。それもここ数年の動き。でも、10年後にはアプリなんて誰もやっていない可能性すらある。そういう意味では、僕たちは常に最先端を歩いている必要があるんだよね。

今後もクイズアプリの活性化でもっとクイズを身近に感じてもらいたいし、その他にも知育とかビジネスマン向けの社内研修用のクイズなどを提案してみているところ。だから、パイの取り合いではなく新しいパイを生み出していきたい。小さな業態だけど、ブルーオーシャンを探して展開していきたいよね。

渡部
クイズ業界にも様々な展開方法があるんですね。今回は対談という事でしたが、お兄さんの話しはシンプルに勉強になりました(笑)。

古川
色々な人がいるから、切り口を変えてサービスを提供する必要があるよね。
先日は、某出版社が展開しているビジネスマン向けサロンで講演をしたんだけど、そこで思考力とか独創性の刺激するようなクイズを出したらなかなか好評だった。ある事実を知っているかではなく、思いつくかとか考えられるか、独創的でいられるかを鍛えるクイズ。

渡部
それは非常に興味深いです。私は仙台の商工会にも参加しているのですが、結構様々な企画を考えるんです。ビジネスマンにとって、地域の会社にとってプラスになるような企画を。是非、お兄さんにも来てほしいです。

もう1つあるんですけど、この業界には建設職人不足という大きな問題があるんです。それを、東北建設職人UNIONが職人学校を運営する事で解決していきたいんです。是非、お兄さんに教材の問題作成とかワークショップのような企画立案をお願いしたいです。ギャラの方はしっかり準備しておくので…(笑)。

古川
それでは、安心価格で提供するようにしますね(笑)。それにしても、今後のお互いの活動が本当に楽しみですね。

渡部
そうですね。今回は本当に勉強になりました。若手経営者として、そして兄弟として、共に頑張りましょう。ありがとうございました!

GUEST PROFILE

クイズ法人カプリティオ 代表
古川洋平(ふるかわ・ようへい)

  • 1983年、仙台市生まれ。東京都葛飾区在住

『アタック25』『タイムショック21』など多くの番組・大会で優勝を飾ってきたクイズ王。最近では『水曜日のダウンタウン』への定期的な出演でも知られている。
民間の営業、公務員を経て2014年にクイズ作家として独立し、「クイズ法人カプリティオ」を立ち上げ代表に就任。以降、クイズ番組、クイズアプリの問題制作の傍ら、大手企業の広告、キャンペーン、イベントなどを手掛けている。
今年3月公開の映画『ドラえもん のび太の宝島』では、物語のカギとなる作中に登場する数々のクイズ問題を監修。活動の幅を広げている。

クイズ法人カプリティオ 公式HP
http://capriccio.tokyo/

古川洋平 オフィシャルウェブサイト
http://yohei-furukawa.com/